エコ運転教室5:運転前アイドリング

運転前アイドリング エコ

この「エコ運転教室」も第5回目を迎えました。そこで今回は『運転前のアイドリング』についてお話させて頂きます。正直諸説紛々有りまして、この話題は避けて通りたかったけれど、ボスからの命令なので(本当は嫌々なのですが)アイドリングが必要か否かを説明します。

 まだ車がキャブレターを使っていた頃は、乗車前の暖気運転は絶対必須項目だったのです。これはエンジンが温まっていなければ燃焼室内に入り込んだガソリンが気化できず『カブって』しまうからなのです。ここの『カブり』から説明すると文字数が全く足りなくなるのでご自分で検索して下さい。そんな訳で、昔の車には『チョーク』と言う物が付いていて、エンジン始動時には通常より高回転で暖気運転していました。

 しかし、時代は流れて車からキャブレターは消え去り、エンジンに燃料を供給するのも電子制御でまかなわれてからは『暖気運転(アイドリング)=悪』みたいな図式が成り立ってしまい、暖気運転して乗車して、エンジンを切る時に空ぶかしするのは年寄りのじいさんかヤンキーの兄ちゃんぐらいしか居なくなりました。今では発売されているほとんどの車にアイドリングストップ機能が装備されているので、信号や渋滞で止まる度にエンジンがストップしていますね。

 でも、本当に全く必要無くなったのでしょうか?寒冷地などでは今でも平気で10分20分は暖気してから乗っていますし、ある欧州車の取扱説明書には「極冷間時には最大30秒暖機運転をしてください」と書いてあります。やはり程度の差はあると思いますが、車も機械物ですしオイルを使う部分があります。エンジンオイルが循環する前にエンジンを高速回転させると確実にエンジンには負担です。したがって摩擦部分へのオイル供給およびオイル温度の上昇や、冷えた金属の低温脆性が考えられるので、結論は『住んでいる地域と外気温によっては30秒以内の暖機運転はするべき』と致します。

 ただし、車を駐車している真裏が隣の家とか、都心部でマンションの地下駐車場なとは暖気運転すると別の問題に発展する恐れもあるので、車のトラブルは無くても近隣トラブルになる可能性があるので、くれぐれもご注意下さい。

最後までお読み頂きまして誠にありがとうございます。このシリーズはまだ続きますのでお楽しみに!

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