暮らしの中のエコな知恵連載(個人宅版)6

ゴミの分別 エコ

昔と比べてゴミの分別が多くなりました。今までは家庭から出るゴミは全て焼却か埋め立てされていましたが、『限りある資源は再利用した方が環境に優しい』ことが見直されて、国や自治体が旗振り役になり、リサイクル、リユース、リセールの『3R運動』も家庭レベルでの環境への取り組みが行われております。そこで今回は「資源ゴミがどのような工程で新しい物にリサイクルされるか」についてご説明致します。

 日本でも昔はゴミの分別などほとんど無く、全部まとめて回収されて処分されていました。しかし年々増え続けるゴミの量と、焼却炉の新規開設が要地確保の難しさと近隣住宅からの反対運動が強くなり、物理的にゴミの量を減らさなければたちゆかなくなりました。そこでゴミを分別してリサイクルできる資源は再利用することになって現在に至っております。

 分別された資源ゴミは「プラスチック、ペットボトル、紙類、瓶やガラス」に分けて回収し、それぞれ専門の業者に引き取られます。紙は古紙業者に集められて裁断されて圧力を加えて同じ形に整えられます。(ペール化と呼ばれています)それを製紙会社に持ち込まれて炉の中に入れて溶かしてから古紙として生まれ変わります。

 プラスチックはプラスチック加工業者に引き取られて破砕、粉砕、裁断されます。そして熱と別の原料を加え、糸状に押し出された樹脂を均一な大きさにカットされます。これを『ペレット』と呼ばれております。この『ペレット』を加熱溶融して圧力を加えて金型に注入して冷却したら、様々な製品へと生まれ変わります。

 ペットボトルもプラスチックとほぼ同じ流れでリサイクルされていき、ペール化された後に加工されてフレーク(粉状)、ペレット(棒状)された物が再びペットボトルや科学繊維や様々なプラスチック加工品に生まれ変わります。まだリサイクルが確立していなかった時代には手間暇かけてリサイクルした原料よりも新品の原料の方がコストが安かったけれど、技術や流通ルートの確立により価格差も縮まりました。それでも住宅建材向けに作られた部材などは元々の価格が高かったけれど、リサイクル素材で構成された物の値段が下がったようなケースもあります。

 捨ててしまえば1円も生み出さないけれど人間の英知を集めれば、また新しい物に生まれ変わります。原材料を輸入に依存している日本ではリユース、リサイクルする事が責務です。先ずは身の回りの物からでもリサイクルに努める習慣を付けてみませんか?